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ミニ四駆

【ミニ四駆】おすすめ電池はこれだ!【比較してわかった】

こんな人におすすめ

  • ミニ四駆のおすすめ電池を知りたい
  • ミニ四駆の電池を比較した結果を知りたい

「ミニ四駆の電池って何を使ったらいいんだろう?」

ミニ四駆は単三電池で動く。
しかし、単三電池にもたくさん種類があってどれを選んだらいいかわからない人も多いはず。

そこで、今回は公認大会で使用できる3つの電池について比較してみた。
まずはミニ四駆のおすすめ電池から紹介する。

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ミニ四駆おすすめ電池ランキング

パワーチャンプRS

種類:アルカリ電池
メーカー:タミヤ
電圧:1.5V
重さ(二本):約46g

速度:◎
スタミナ:△

タミヤ公認大会で使用できるタミヤ製のアルカリ電池。

公認大会で使える電池の中で最速の電池。
高いパワーを持つが電池の消耗が激しいので、レースの際は必ず新品を使うようにしたい。

大会によっては決勝レースで支給される。
そのため、セッティングもパワーチャンプに合わせておいたほうが良い。

デザインがかっこいいのも◎

ネオチャンプ

種類:アルカリ電池
メーカー:タミヤ
電圧:1.2V
重さ(二本):約36g

速度:△
スタミナ:◎

タミヤ公認大会で使用できる充電式のニッケル水素電池。

速度こそ他の電池に劣るが、重量が軽いことや走行距離が伸びても速度があまり落ちないなど利点も多い。
しかも約2000回繰り返し使えるのでとても経済的

練習走行に最適な電池。

富士通アルカリ電池

種類:アルカリ電池
メーカー:富士通
電圧:1.5V
重さ(二本):約46g

速度:◯
スタミナ:◯

富士通乾電池が提供するミニ四駆ジャパンカップで使用可能なアルカリ電池。

速度こそパワーチャンプに劣るものの、速度の低下が少なく安定した走りが期待できる。
パワーチャンプでは速すぎる場合や、予選など確実な走りがしたい場合などに向いている。

記事の後半でパワーチャンプと富士通アルカリ電池の比較も行なっているので、参考にしてほしい。

ここからは、各電池について比較していく。

アルカリ電池とニッケル水素電池の比較

まずはアルカリ電池とニッケル水素電池の特徴について。

アルカリ電池の特徴

代表的なアルカリ電池:パワーチャンプRS、富士通アルカリ電池プレミアム

アルカリ電池の電圧は1.5V。
終端電圧(電池切れ)は約0.9V。

低温に弱く、気温20度と気温0度の場合を比較すると約30%使用できる時間が減る。

使用するたびに電圧が下がるため、高電圧を必要とする機器には向いていない。
(高電圧を維持出来ないため)

そのため、ダッシュ系モーター(ハイパーダッシュモーターなど)には不向きとも言われている。

ニッケル水素電池の特徴

代表的なニッケル水素電池:ネオチャンプ

ニッケル水素電池の電圧は1.2V。
終端電圧(電池切れ)約0.9V。

アルカリ電池よりも長持ちし、低温にも強い。

使わないで放置しておくと、徐々に電池容量が減ってしまう。
アルカリ電池は年率数%減少するのに対し、ニッケル水素電池は月約20%程も減少する。

そのため、充電して置いておくのではなく、使用する前に充電したほうが良い。

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ミニ四駆モーターと電池の相性比較

先ほどアルカリ電池はダッシュ系モーターには不向きと言われていると書いた。

果たして本当にそうだろうか?

実際にアルカリ電池とニッケル水素電池を使って走らせ比較してみた。

ダッシュ系モーターでアルカリ電池とニッケル水素電池を比較

ミニ四駆スピードチェッカー を使用し、300mタイムアタックを複数回行った。

測定方法は以下の通り。

  • ミニ四駆を走らせたまま連続で測定
  • 使用電池
    アルカリ電池:富士通アルカリ電池プレミアムタイプ
    ニッケル水素電池:ネオチャンプ
  • 使用モーター
    モーター:ハイパーダッシュ3モーター

タイムアタックの結果をグラフにまとめた。
縦軸が300mタイムアタックのタイム[秒]、横軸がタイムアタックの回数[数]である。

ミニ四駆におけるアルカリ電池とニッケル水素電池のタイムアタック比較(ハイパーダッシュ3モーター)

1回目の測定では、アルカリ電池の方がニッケル水素電池よりも速かった。

しかし、回数を重ねるごとにアルカリ電池の方は徐々にタイムが落ちていく。
対照的に、ニッケル水素電池は回数を重ねても速度はほとんど変わらなかった。

10回を超えたあたりでアルカリ電池とニッケル水素電池のタイムはほぼ同じに。

その後、アルカリ電池はさらにタイムが落ち、ニッケル水素電池の方が速くなってしまった。

ニッケル水素電池は最初のタイムと最後のタイムで1秒も差が無かった。
しかし、アルカリ電池は最初のタイムより6秒近く遅くなっていた。

よりわかりやすくするために、速度でも比較してみる。
タイムアタックの結果から速度を計算した結果は次の通り。
縦軸が速度[km/h]、横軸が走行距離[km]である。

ミニ四駆におけるアルカリ電池とニッケル水素電池の速度比較(ハイパーダッシュ3モーター)

おそらく、このグラフの方がイメージしやすいと思う。

アルカリ電池は右肩下がりに速度が落ちているのに対し、ニッケル水素電池は横ばいで速度を保っている。

ダッシュ系モーターの結果からわかることをまとめると、

  • 新品の状態ならアルカリ電池の方が速い
  • アルカリ電池は走らせるごとに速度が落ちる
  • 走行距離4km前後でニッケル水素電池の速度が上回る
  • ニッケル水素電池は速度が一定

次にチューン系モーター(トルクチューンモーターなど)を比較してみる。

チューン系モーターでアルカリ電池とニッケル水素電池を比較

測定方法はダッシュ系モーターの時と同じである。
モーターはアトミックチューン2モーターを使用した。

結果は以下の通り。

ミニ四駆におけるアルカリ電池とニッケル水素電池のタイムアタック比較(アトミックチューン2モーター)

ダッシュ系モーターの時と同様にアルカリ電池は回数を重ねるごとに速度が落ちている。
しかし、速度の落ち幅はダッシュ系モーターの時よりも少なかった。

ニッケル水素電池はほぼ一定のタイム。

約20回の測定でアルカリ電池とニッケル水素電池が同様のタイムとなった。
これはダッシュ系モーターの約2倍である。

速度変化についても比較してみる。

ミニ四駆におけるアルカリ電池とニッケル水素電池の速度比較(アトミックチューン2モーター)

アルカリ電池の速度は右肩下がりに落ちている。
しかし、ダッシュ系モーターの時と比べると速度の低下は緩やかだった。

ニッケル水素電池の速度はほぼ一定を保っていた。

チューン系モーターの結果をまとめると、

  • 新品の電池の場合、アルカリ電池の方が速い
  • アルカリ電池は走行距離が増えるごとに速度が緩やかに下がる
  • ニッケル水素電池の速度はほぼ変わらない
  • 走行距離約6kmでアルカリ電池とニッケル水素電池の速度が同じになる

ダッシュ系モーターにアルカリ電池は不向き?

以上の結果から、モーターと電池の組み合わせについてまとめてみる。

ダッシュ系モーターを使用する時の選び方

アルカリ電池を使用する場合

  • 距離の短いコース
  • コーナーや斜面が少ないコース
  • 短時間のレース
  • マシンの重量が軽い

ニッケル水素電池を使用する場合

  • 距離の長いコース
  • コーナーや斜面が多いコース
  • 長時間のレース
  • マシンの重量が重い

基本的には速度の速いアルカリ電池を使用したい。

しかし、ダッシュ系モーターでアルカリ電池を使用する場合、電池の消耗が激しい。
そのため、距離の長いコースやテクニカルなコースだと、電池をより消耗するためレース終盤にかけてニッケル水素電池よりも速度が落ちる可能性がある。

つまり、通常のレースではアルカリ電池を使い、耐久レースや斜面ばかりの超テクニカルコースなどはニッケル水素電池を使えば、良い結果が期待できる。

また、マシンの重量やセッティングも電池の消耗に影響する。
マシンの重量が重いほど電池の消耗が激しくなるため、アルカリ電池を使うなら出来るだけ軽くしたほうがいいかもしれない。

チューン系モーターを使用する時の選び方

チューン系モーターを使用する場合は電池の消耗が少ない。
そのため、レースで使用する場合はアルカリ電池で問題ないはずである。

パワーチャンプRSと富士通アルカリ電池の比較

基本的にはアルカリ電池の方が速いことがわかった。

では、同じアルカリ電池であるパワーチャンプRSと富士通アルカリ電池では、どちらの方が良いのだろうか?

先ほどと同様の方法で比較してみる。
使用したモーターはハイパーダッシュ3モーターである。

ミニ四駆におけるパワーチャンプRSと富士通アルカリ電池のタイムアタック比較

最初の計測では、富士通アルカリ電池よりもパワーチャンプRSの方がタイムが良い。

しかし、測定を重ねるごとに徐々に差がなくなり、15回あたりでタイムが逆転。
最終的には富士通アルカリ電池の方がタイムがよかった。

次に速度変化を見てみる。

ミニ四駆におけるパワーチャンプRSと富士通アルカリ電池の速度比較

パワーチャンプRSと富士通アルカリ電池はともに速度は右肩下がりになっている。

しかし、パワーチャンプRSの方が角度が急で速度の落ちが激しく、富士通アルカリ電池の方が速度の低下は緩やかだった。

走行距離5kmを超えたあたりから、パワーチャンプRSより富士通アルカリ電池の速度が上回る結果となった。

パワーチャンプRSと富士通アルカリ電池を比較してわかったことは

  • 新品の状態だとパワーチャンプRSの方が速い
  • パワーチャンプRSの方が速度の落ちが激しい。
  • 走行距離約5kmで富士通アルカリ電池の速度が上回る
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ミニ四駆の電池の使い分け方

最後にここまで比較してきた結果をまとめると以下のようになる。

使用電池 スピード スタミナ
(ダッシュ系モーター使用時)
パワーチャンプRS
ネオチャンプ
富士通アルカリ電池

パワーチャンプRS

パワーチャンプRSはスプリントが得意な短距離タイプの電池。
最速を目指すならパワーチャンプRS。
だが、速度の低下も激しい。

レースには新品の電池で参加すべきだろう。

ネオチャンプ

ネオチャンプはマラソンが得意な長距離タイプの電池

速度こそ劣るが、走行を重ねてもほとんど速度が落ちない。
そのため、電池の消費が激しいロングコースやテクニカルコースで活躍する。

富士通アルカリ電池

富士通アルカリ電池はバランスの良い中距離タイプの電池。

パワーチャンプよりもスタミナが高く、ネオチャンプよりも速度が速い。

パワーチャンプを消耗させてから使うなら、富士通アルカリ電池を使ったほうが安定した走りが期待できる。

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